公民科目の勉強法

今、社会科の選択科目を何にしようか悩んでいる人、または公民科の得点に伸び悩んでいる人、公民超得意で満点を狙っている人、全員集合!

1.公民科目の科目選択に悩んでいる人へ

公民を選択する上で注意しなくてはならないのは、まず公民で受験できる大学と受験できない大学があり、歴史に比べつぶしがきかないこと。ただし、公民で受験できる場合は、同じ勉強時間かけた場合日本史や世界史よりも、公民のほうが得点しやすいことが多い。以上の点に特に留意して下さい。

私立大学の場合、早稲田はいくつかの学部で「政治経済」で受験できますが、慶応は公民で受験できません。西日本では、同志社、立命館、関西大学では「政治経済」で受験でき、同志社、立命館では「現代社会」でも受験できますが、(2020年現在)関学は公民で受験できません。国立大学は、学部により選択科目の扱い、配点は多様なので、確認してから選択科目を決める必要があります。

2.公民各科目を得意になるために

「政治経済」「現代社会」「倫理」に共通した特徴を言っておきましょう。
得意になるためには、ただ「覚える」「詰め込む」のではなく
「理解する」「系統立てて覚える」ことが、より重要です。
では、ただ「覚えた」のと、「理解した」との違いは?

「理解した」ということを自分で確認できる基準として、
「それを他人に説明できるか」ということを意識しましょう!!


 「アダムスミス→『諸国民の富』、労働価値説、神の見えざる手」と条件反射的に覚えるだけでは、公民科では得点になりません。友達や後輩くらいを相手に、「スミスとは誰か」説明できるような人は、ぐんぐん得点できるようになります。例えば、「アダム=スミスは、経済学の父って言われた人で、『諸国民の富』という著書で有名だけど、経済的価値の源泉は労働にあるということを発見したんだ。また、市場の自由な経済活動に任せておけば、需要と供給の不均衡も価格の上下によって自然に調整されるなどのメカニズムを発見して、「神の見えざる手の働き」と言ったんだって」程度で、まずはいいのです。