政治経済の勉強法について

「政治経済」は、政治について云々するのが好きな人、ニュースに興味のある人が向いていることは言うまでもありません。「現代社会」よりも範囲は狭く、アカデミックな要素が若干強いといえます。また、各分野の独立性が比較的高いので、まず得意分野をつくることをおすすめします。「憲法はいける」とか「労働問題はバッチリ」という箇所を作っていき、それを増やしていけば最後は全部の分野が得意になっている、というものです。教科書、参考書、問題集(過去問だけでなく、分野別に編集したものは買っておくべき)の同一分野をまず反復学習し、「ここは得意」という分野をつくることからはじめましょう。

満点への道(共通テスト)

  • 新テストでは、グラフや資料の解読問題が多く出題されてます。ただし、センター試験でも何問かは出題されてきた思考系問題の延長線上と考え、その系統の過去問をしっかり解いておこう。ただし、基本的知識なしには解けない問題が大部分なので、基礎知識を頭にいれてからです!
  • 規制改革、地方分権の推進など、日本で進んできた諸改革の流れを理解しておくこと。
  • 技術革新やグローバル化に伴う労働環境、社会環境の変化について知っておくこと。
  • 地球環境問題と諸条約も追試では出題されているので、目を通しておくこと。
  • 世界主要国の政権、時事的動きの基本をつかんでおくこと。

満点への道(私大)

  • 記述の問題は、曖昧な知識では解答できません。基礎的知識が確実であり、書けるかどうかを問題演習などで何度も確認することが重要。
  • 早稲田を中心に、今社会的関心を集めていることが出題される傾向が強いので、時事的動向に関心を持っておくこと。「例えば、近年の金融政策、税制度など財政問題、自由貿易と地域経済統合、ICT化とグローバル化に伴う労働市場の変化、少子高齢化と社会保障など。」
  • 文系の生徒は計算問題が苦手であることが多いので、よく練習を積んでおくこと。

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